早わかりアイドルマスター
───わた、アタシの名前はハルカ。765プロの看板を背負うであろうアイドル候補生。モテカワスリムで恋愛体質の愛されガール♪アタシがつるんでる友達はちょっとだけゆとってるミキ、お父さんにナイショで
アイドルやってるマコト。訳あって双子である事を隠してるアミとマミ。
友達がいてもやっぱりレッスンはタイヘン。今日もミキは事務所のソファーで寝てた。
いつデビューが決まるかわからないからドキドキするよね☆そんな時アタシは一人で歌の練習をする事にしている。
頑張らないとっていう自分への叱咤激励ってやつ?自分らしさの演出とも言うかな!
「あ〜あ〜、ドレミレド〜♪」・・。そんなことをつぶやきながらナンパ野郎を軽くあしらう。
「カノジョー、カワイイね。もしかしてアイドルだったりする?」どいつもこいつも同じようなセリフしか言わない。
都会の男はカッコイイけどなんか薄っぺらくてキライだ。あ、そういえばアタシスリッパで出てきちゃった。
「……ぷっ!くっくく、あははは!ドジだなあ」・・・見られた、とアイドル(予定)のアタシは思った。シカトするつもりだったけど、
チラっとその男の顔を見た。
「・・!!」
・・・チガウ・・・今までの男とはなにかが決定的に違う。スピリチュアルな感覚がアタシのカラダを駆け巡った・・。「・・(カッコイイ・・!!・・これって運命・・?)」
男はプロデューサーだった。連れていかれてデビューさせられた。「ドームですよ、ドーム!」成功した。
「みんなー!ありがとー!」アタシは引退した。マーメイ(笑)
あながち嘘ではない。