島谷あずさは凄い

RidgerP 島谷あずさ -MASTER ARTIST 91-

http://www.nicovideo.jp/watch/sm1381360


「他のPには悪いけれど、一歩上を行ってるよな」という書き込みを見て、違和感。技術力の高さは評価されるべきだと思うのですが、それが誰にでも通じると思いこんでしまうのは、アイマスMADファンの視野を狭め、ひいてはアイマスMADジャンルの魅力を損じてしまうんじゃないかと思います。
いや、確かに凄いんですが、例えばAIBOが自律二足歩行したって「ふーん、すごいんだ、あふぅ」って言う人はけっこういるわけで(たぶん)、それこそビームを乱射しながら四方を飛び回るくらいのあり得ない状態にならない限り、誰が見たって凄いだろ、だから凄いんだ、みたいな主張は万人の同意を得るには至らないんじゃないでしょうか。
あー。もう、何が言いたいのか上手く言えませんがー。と言うか余計なお節介だなよあ。凄いのと好きなのは違う人と、凄いのが好きな人がいるってだけの話を上目線でー。ああ嫌らしい。ハルヒ12話だったかのライブシーンの褒められっぷりに愚痴口言ってた人だから、許してください。でもやっぱり、技術だけで褒めるのは好きじゃないです。


僕調べ(笑)では、アイマスMADで一般人(?)に受けてたのって、例えば『ぴこまり*1』とか『死んでもいい'98*2』とかだったりするんですよね。ぴこまりはともかく、アイマスMADファンのうけと、その他大勢のウケのポイントの違いに、どうも気を遣ってしまいます。ただでさえ胡散臭い趣味だと思われがちなので、アイマスMADの裾野を広げるためのカウンターウェイトとして、一人くらいこんな人間が居てもいいのでは、などと言い訳しつつ。
RidgerPが作品に茶目っ気出して来たら、それこそ最強だと思うのですが。
(そう言う意味で『島谷あずさ』の冒頭一分少々に僕はワクテカしました)


追記:
大いに誤解を呼んでしまいそうな本記事に対しid:sikii_jさんがフォローを。大感謝です。と言うか彼の昨日の記事を読み返すごとに「どう見てももの凄いメンチ切りです本当にありがとうございました」って感じでヒィー。そんなつもりじゃなかったんです。ギャボー。しかしマジでRidgerPは(超贅沢を言うなら)慢性的にネタ成分不足気味なのが(超偉そうに言って)画竜点睛を欠くとか言うやつじゃないかと。だって、ある意味存在自体がネタなあの『阿修羅姫(黒春香2体目)』なんて、誰が見ても(その技術力どうこう以前に)普通に楽しめるんじゃないでしょうか。RidgerPの持つ猛烈な廃テクニックには、ネタ成分っていう潤滑油がとても上手く作用するように思えてなりません。鳥谷あずさの冒頭シーン(ネタ、ですよね?)とかもすっごく楽しいし。・・・ってよく考えたら鳥谷あずさってまだ製作途上でしたっけ。完成が楽しみです。

http://d.hatena.ne.jp/sikii_j/20071028/p1 「ディープなファンの視点は世界を狭めてしまうかも」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm246990 RidgerP 『阿修羅姫(ALI PROJECT) 黒春香 2体目』

*1:http://www.nicovideo.jp/watch/sm1184420 かてぃーP 『春香としりとり♪(ぴこまりんご飴☆)』

*2:http://www.nicovideo.jp/watch/sm1043425 さくP 『及川光博 「レッツ・ダンス〜死んでもいい'98」』