無印アイマス対人オーディションの想い出

 アイマス2から対戦オーディションが廃止されてしまったのは既によく知られているけれど、だからどうなの? というところがピンと来ない人はわりに多そう。

 ぶっちゃけ敷居が高すぎた。まず、オンラインで遊ぶためのゴールドメンバーシップは有料だし、さて買ってきてもどうやれば適用できるのかもわかりにくい。

 けれど、そんなオンライン対戦環境をわざわざ整えて遊ぶ連中もいて、そういうメンツは口を揃えて「のりこめー^^」と騒いでいたので、アイマスを買ったら一度は試してみようくらいの価値はあったのだ。


 


 2007年時点から箱○アイマスでの対戦をプッシュしていたのは蔵人P。主催の「蔵ボコ」でボコボコにされた人も案外いるはず。まあ、一言で、めちゃくちゃ強かった。*1

 この頃はまだゲーマー系のアイマスPも結構いて、2chのとかち組やアイマス対戦スレなんかでは高ILユニットでのガチ対戦が定期的・・・半定期的くらいには開催されていた気がする。

 一方その頃、クリスマスの予定のないギャルゲー板家庭用アイマススレのメンツの呼びかけで発足したのが負け犬対戦会、オンライン専用オーディション、「MAKE DOG」で戦うノーボム・ノーレッスン対戦会である。*2


 

 
 育成もコミュも不要なのですぐ参加できる、という触れ込みで、リア充へのヘイトを溜めるアイマスPを集めた負け犬対戦会は、今となっては信じられないことながら、クリスマスから年明けにかけて断続的に開催され続けた

 暇なとかち組の連中がめざとく流れ込んでくると妙なことになる。彼らが悪徳記者を抱えたトリオユニットなんかで勝ち抜けし、敗北者に悪徳をばらまき始めたため、参加者一覧は赤色の記者を抱えたユニットだらけに。*3

 この後、負け犬祭は各アイドル誕生記念として08年〜09年を中心に定期開催されるようになり、フレンド限界100件まで友達登録してしまって困る参加者が続出した。*4


 


 アイマス2では、ある意味案の定というべきか、オンラインオーディションが削除されてしまった。密かに力及ばず、という感じである。

 今年の頭にこんなことを書いていたらしい。アイマスよゲームに戻れ、という記事。僕なりに何となく予感するものがあったのかもしれない。今となっては皮肉な内容だ。*5


 【乱入歓迎】 年忘れ!アイマ​スオーディション対戦大会!第​2部


 先日、ニコマスのきつねP、カブキンPたちが主催で対戦会をニコ生放送していた。こちらも参加しやすいノーレッスン&ノーオーディション経験というレギュレーション。

 魔汁Pは冒頭の蔵ボコにも出ていただけあって安定の打ち筋。きつねPもカブキンPもトリオユニットだのIL5ユニットだので大人げない勝負を仕掛けてくるので、僕のIL2悪徳付きの春香ソロユニットが勝てない。

 むしゃくしゃしてランクSアイドル神敏腕付きで乱入したら魔汁Pにドン引きされた。大人のマジ引きを見たい人はお勧め。1時間10分あたり。


 


 アイマス対人対戦には、一種独特のカオスな魅力があった。*6 そのふいんきの余韻を今に留める動画を紹介して、何が言いたかったのかよく分からないこの文章を閉じる。


過去の負け犬記事

    図解:負け犬対戦のひみつ http://d.hatena.ne.jp/hajic/20080313/p1
    (動画 http://zoome.jp/monyako/diary/19/


    はじめての負け犬祭り  http://d.hatena.ne.jp/hajic/20080226/p4
    (動画 http://zoome.jp/monyako/diary/15/ マケタ編)
    (動画 http://zoome.jp/monyako/diary/16/ カッタ編)


    アイドルマスター ランクSへの道
    http://d.hatena.ne.jp/hajic/20080304/p1

*1:ニコマス初期の、まあカリスマである。07年前半に「アイマスMADで出来ることはだいたいみんなやり尽くした」と言い切るも、あながち否定もできない実績の持ち主でみんながモニョった。また微妙に高価な機材を大人パワーで?投入し、界隈に自慢してはやいお前も買えと無理を言う、千早と美希をひどい文面でいじめる、変なゲームを買って動画にする、などの言動で妙な権威を保っていた。

*2:「え? ボムって禁止じゃないの?」と初参加のPたちを驚かせる突然の想い出ボム乱舞。誰かがうっかり放った瞬間、条件反射でボム乱打戦になることは稀によくあるため、想い出を常時5つくらい用意しておくと歪みない。それにしても想い出ボムって、妙なロマンチシズムがありますよね。無印アイマスの象徴みたいな感じ。蔵人Pのマスターベーションとか、なんちょPのNAOとか、ルーレットが回るだけでゾクゾクする。

*3:悪徳記者はゴシップ記事を書いてユニットのILを一つ下げてしまう嫌な奴で、オーディションに合格しない限り3週の間自ユニットに付きまとい、さらに参加したオーディションの4位から6位ユニットにも感染する、まるで負け犬対戦会のために用意されたとしか思えない嫌がらせキャラ。参加ユニットの中にこいつが蔓延してくると、そろそろ対戦会もクライマックスである。

*4:あまり知られていないが無印アイマスの対戦オデでは、待機時間中だけボイスチャットができる。Go May Wayを歌いはじめたら最後は4人くらいで合唱になったりした。ヘッドセットあると、ちょっと楽しい。

*5:PSP版が出たら、あれがあっちでもこっちでも出来ちゃう。しかも、対戦プレイだけじゃなく協力プレイも出来る気配。トリオユニット×6だとしたら、最大18人対戦!? これは熱い。楽しみすぎるおー! なんて思っていた日もあったのだけれど。

*6:参加ユニットのコメント欄を見るのも密かな楽しみ。オーディション選択画面で書き込めるので、Pさんたちは思い思いのコメントを綴る。それにしても「小鳥さんローソクがたりません」は酷いんじゃにいのか? 36本くらい余裕だろ?