BPS:バトルプログラマーシラセが面白すぎる
ごめんなさい、僕この傑作見過ごしてました。しかも一昨日ニコニコで見ました。で、DVD注文しました。こんど敷居さんとこに届く予定です。実家に届いて両親に開けられたりすると立場がまずい。今でもまずいけどもっとまずい。
5年ほど前に放映されたシリーズで、凄腕のハッカーが電脳テロリスト相手に水戸黄門ばりの大活躍をする痛快娯楽作品なのですが、しかし、本作品の魅力は天野美佐緒ちゃんです。美少女です。小学五年生の。
- 出版社/メーカー: スターチャイルド
- 発売日: 2004/03/24
- メディア: DVD
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美佐緒? 天野美佐緒? この名前を聞いて何か思い出す人もいるのでは。
そう、彼女はあの往年の偉大なトンチキ魔法ヒロインアニメ、『魔法少女プリティサミー』に登場した同名の少女にそっくりなのです(『サミー』の変身シーンの珍妙さは歴史的段階にあるので必見)。で、さっきwikiを見たらしっかり「スピンオフ作品のヒロイン」と書いてありました。完全に同一人物だこれ!
実際、アニメ・プリティサミーでの美佐緒は、留守がちな両親にパッシブなネグレクトを受ける少女で、その心の隙を突かれて悪のヒロインに仕立て上げられてしまう不幸な役回りでした。小説版はもっと酷く、彼女の境遇は特に変化を見せることもなく、最終的には自動車にはねられて死にます。やい監督、いくら身内の不幸が在ったからってそれはないだろミンキーモモ最終回だろどうなの泣くのバカーとやるせない気分に。彼女は幸せになっていい。いや、なるべきだ。と思い続けて、うん、10年くらい。
BPSでの美佐緒もまた、仕事で急がしい両親を持つ少女ですが、ただ一点、彼女には白瀬慧という寄る辺があります。だからBPSの美佐緒は本当に明るく笑う。僕はこれだけで心から嬉しい。こういうのをずっと待ってたんだ。心に純白の雪のように綺麗な喜びが満ちあふれる。だから僕はロリコンじゃない。いや違うけど違わなくていい。下を見て欲しい。
「うーん、どうしよっかな・・・」
チアリーディングの助っ人を頼まれる美佐緒。
「うん、良いよ」
ふと思いついてOKする美佐緒。
「何か用事があるの? またオフ会ってやつ?」
用事があって見に行けないと言う白瀬に不満な美佐緒。
「なに?」
鋭く問い詰める美佐緒。
「ほんとう?」
お兄ちゃんの友達はみんなプログラマだよね。不審がる美佐緒。
「でも残念だな、せっかくこーんなミニスカートで、可愛いコスチュームなのになー」
「・・・・・・。」
折からの電話で白瀬の用事の相手が女性と知る美佐緒。
「・・・・・・電話、おんなのひと? ・・・・・・そっか」
「お兄ちゃん でも おんなのひとの 友だち いるんだ」
「おんなのひととの約束ならしょうがないよね」
「じゃあ、今日は帰るね」
「うわぁ」
テーブルに激突する美佐緒。
「あ、あぶない!」
「公安部の秋月です。火急の用件でお邪魔しました!」
飛び込んでくる刑事。
「あああ」
小学五年生です。今となっては第二期の製作は絶望的でしょう。むしろ当時でもよくこんな企画が通ったもの。けれど本作は傑作です。美佐緒の魅力は本物。
彼女の造形(広義の)は絶品というほかありません。幼さと色気、素直さと狡猾さ、かつてピクシィミサという別人格を現した少女の魔力は、このSFファンタジーのにおいても健在で、あらゆる側面から視聴者をメロメロにするでしょう。そして・・・そんな彼女は、今作において、間違いなく幸せなヒロインなのです。僕にはそれが、何よりも嬉しい。何よりも魅力的だ。
今時言うのもなんですが、これを見ない手はない。未見の方がもし存在するならば、今すぐ特殊な方法を使用しPCの画面で視聴されることを強く、強く推奨します。そして、DVDを買いましょう。
うん、天野美佐緒がこんなに幸せそうなら、僕はロリコンでいいや。