2004-06-01から1ヶ月間の記事一覧

 パパママなれそめ編が一番面白い

最近彼女の下宿?に入り浸っている弟くんが、『赤ちゃんと僕』を買ってきた。まさか。

 ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』東京創元社

私たちの希望や確信とは一切無縁なものとして、この物語を世に送り出すことに、安堵と慰めを私は覚えている。なぜならこれは、惨めな日常身辺の些事を取り扱う物語ではなく、あくまでも数々の書物の物語であって、これを読めば偉大なる模倣者ア・ケンピスと…

 台風により休校

台風が来たので学校がお休み。しかし今更学校がお休みになっても、あまり嬉しくもない。なにせきっちり補講があるのだから、講義期間がそのまま後ろにずれ込むだけなのだ。それならさっさと講義を終了させ、楽しい夏休みを過ごす方がどれだけ素晴らしいか。…

 さすが

炎上しながらでも走れるらしい。たいしたものだ。さすが三菱ブランド。

素晴らしいとしか言いようがない初夏の日曜日。引き出しに入れて取っておきたい。

 『Civil Society』和訳メモ

『国富論』は、一切の拘束から解き放たれた、個人による私的利益の追求についての経済的・倫理的な激しい議論を生み出し、同時に「economic man」によって構成される市民社会の到来を告げた。この偉業の意味するところは筆舌に尽くし難い。我々は既に、そう…

 疋田智『快適自転車ライフ』岩波アクティブ新書

ふざけたタイトルである。寝起きの頭をぼりぼりかきながら決めたに違いない。だいたい岩波アクティブ新書というのも意味不明だ。アクティブってなんだアクティブって。などというケチはともかく、筆者は自転車通勤を武器に日本における自転車の地位を上げよ…

パフェーを食べたら具合が悪くなった。ふらふらと寝る。食べ付けないものを食べるのはよくない。

 スティーブン・キング 『スタンド』

前半はあんなに面白かったのに後半がぐたぐた。キングの駄作のパターンである。もしかするとキングという人は超自然的な存在を超自然的なものとして描けない人なのかもしれない。つまりそれが当初、どんなに謎めいた、あるいは神秘的な意識体として作中に表…

 阿刀田高『ギリシア神話を知っていますか』新潮文庫

ISBN:4103343036 知っていますかシリーズの第一作。その名の通り西洋文明の源流の一つ、ギリシア神話の中からめぼしい物語(つまり著者が気に入っているエピソード)を抽出して書き下した、超お手軽ギリシア神話入門。とは言ってもギリシア神話のエピソード…

 パッション

パッションを見た友人が興奮しながら帰ってきた。話を聞くとユダの裏切りからキリストが十字架にかけられるまでを克明に描いた物語らしい。聖書でも指折りのドラマチックなシーン、さぞかし素晴らしいものに仕上がったのだろう。神の御心を我々は知らず、信…

 クラナド 杏はなぜ不幸か

端的に言うと「主人公との関係以外に物語を持たない」というのが彼女の弱点なのである。ストーリー上に露出するポイントが主人公との接点においてのみ、というキャラクターは、どうしても立体感に乏しくなる。バックグラウンドが見えてこないからだ。言い換…

『オイディプス』を観た。どうにもギリシャ神話というのは残酷な話が多くて困る。それもだいたいアポロンが悪い。許し難い。

 スタンド

文庫版第三巻が一向に発売されないので友人からハードカバーの上下巻を借りた。ハロルドが悪いことをしそうな予感。

うなぎパイを持って行って食べた。良い。